日本水道協会発行図書紹介

地震による水道管路の被害予測

　平成７年１月17日に発生した兵庫県南部地震により、水道管路が甚大な被害を受けたことから、管路被害の実体について調査分析し、実用的でしかも正確に求められる管路被害推定式をつくることを目的として、平成７年度から平成９年度にわたり調査・研究を行いました。

　本書は、平成８年度及び９年度の調査・研究の成果を取りまとめたもので、ダクタイル鉄管の継ぎ手別被害率を示し、水道管路被害推定式を提案すると共に、本式を用いて実際に被害推定を行う事例を合わせて示しました。

　水道事業体をはじめ水道関係者にとって、今後地震対策を検討する上での参考資料として、広く活用されることを期待します。

主　な　内　容

平成９年度調査・研究: １．被害推定式; ２．補正係数; ３．標準被害率曲線; ４．被害推定式の適用についての検討; ５．まとめ
平成８年度調査・研究: １．継ぎ手別被害率の検討; ２．人口改変地での地盤永久変位の検討; ３．既往地震による水道管被害データ等の収集

体　　裁　Ａ４判　148頁（カラー図29葉を含む）

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