日本水道協会発行図書紹介

水道用設備保守点検委託仕様書マニュアル1998

　水道システムにおける機械・電気・計装設備の維持管理が近年、制御用計算機に代表される高度な技術を必要とするシステム機器の増大やブラックボックス化が進行し、専門家の目で見た保守が必要となっていることから、これらの保守業務を専門技術を持つ者に委託する水道事業者が増大した状況にあります。

　そこで日本水道協会では、工務常設調査委員会「機械・電気・計装専門委員会」において会員事業体及び専門委員の事業体における保守点検委託の実状と問題点の把握を行い、当面必要となる点検内容及び点検周期等を検討し、共通仕様書、特記仕様書記載例、特記仕様書（別表）及び特記仕様書（参考別表）からなる「水道用設備保守点検委託仕様書」マニュアルを作成し、刊行いたしました。本書は、水道用設備機器の保守に欠かせない項目内容を要約したもので、特に設備技術専門技術者は勿論、維持管理に係わる関係者の参考書として、ご活用いただけるものと考えております。

目　次

1.　水道用設備保守点検委託仕様書編集方針

2.　水道用設備保守点検委託共通仕様書

3.　水道用設備保守点検委託特記仕様書記載例

4.　水道用設備特記仕様書（別表）

　特記仕様書（別表）では、水道施設で通常使用されているほとんどの機械・電気・計装設備用機器を編集しており、同時にチェックリストとしての活用を考慮してあります。

5.　水道用設備特記仕様書（参考別表）

　特記仕様書（参考別表）では、システムが多様であり標準化が困難な排水処理施設、膜処理浄水施設及び逆浸透法海水淡水化施設（海水取水設備）の設備機器並びに補機設備として使用される真空ポンプ設備を参考に編集してあります。

体　　裁　Ｂ５版　81頁

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